第10回 風の環コンサート
日米合唱祭 -支援の輪を未来に繋げよう-
風の環コンサートは、その10回記念となるコンサートを「日米合唱祭-支援の輪を未来に繋げよう-」と銘打ち、9月17日(日)5:00pmよりカーネギーホール、スターン・オーディトリウム で開催します(開場は4:30pm)。入場料:10ドル。
911同時多発テロの犠牲者追悼というテーマでスタートし、その後311東日本大震災の被災者や復興支援という新たな意義を加え毎年開催されてきた風の環コンサートは、10年という節目を迎え、911、311の音楽による復興支援活動の新たな意義を考える時期となっています。今年の日米合唱祭は、復興支援の想いを次世代に受け継いでもらい、音楽の持つ力が復興の支えになるという事を、合唱を志す若者達に身を持って経験してもらい、犠牲者・被災者の気持ちに寄り添い継続して支援していく想いを受け継いでほしいという期待を込めて企画されました。コンサートのチャリティとしては、9.11同時多発テロや東日本大震災で被災したにも拘わらず大学進学を志す若者達を対象とし、彼らへの奨学金を募り、サポートの必要な学生たちに提供することを支援目標としました。奇しくも2017年は同時多発テロより16年、当時生まれた子供たちは大学進学を志す年齢となりました。東日本大震災においても被災した若人たちの多くが進学したくても出来ない状況にあります。彼らの夢をかなえてあげる一助になればと考えています。今年のコンサートを「支援の輪を未来に繋げよう」という新たなテーマにしてこの支援活動を今後も継続していきたいと考えています。
今回出演する東北大学男声合唱団そして東北大学混声合唱団は、ともに伝統ある仙台の学生合唱団ですが、震災を経験し復興とともに歩んできた地元の大学合唱団として、今回のテーマでもある「音楽の持つ力とともに次世代に支援と助け合いの精神を引き継ぐ」若者たちの旗振り役として参加していただきます。
また、スペインのコリア・デル・リオ市からは「サムライの末裔」と言われるハポンさんもメンバーに加わっているコロ・ダバール合唱団を招待します。1613年、伊達政宗が派遣した慶長遣欧使節の中で何人かが帰国せずにスペインに残ったとされていますが、その子孫と言われる人たちがハポンと言う苗字を今も引き継いでいます。ハポンさん達は震災後に復興を祈る俳句を石巻市に寄贈したり、日西文化交流活動の一環として被災地の石巻市や仙台市を訪れる等、NPO法人風の環コンサートを通して日西親善と震災復興へ尽力を尽くしてきました。
1948年に創設され、東海岸では随一のバーバーショップ・ハーモニーグループとして知られるアレキサンドリア・ハーモナイザーズは、今回が2度目の風の環参加となり、コンサートのチャリティー活動への理解も深い合唱団です。今回も80人以上のメンバーで明るく力強いバーバーショップならではのパフォーマンスを披露してくれるでしょう。
風の環コンサートのホスト役であるJapan Choral Harmony「とも」は、今年春スペイン・イタリア親善演奏旅行を終え、3回目のカーネギー演奏に備えています。姉妹合唱団、風の環少年少女合唱団は今年Together For 3.11に参加、JCHと共に共同ホスト合唱団の役を担います。
さらに今年は、2010年に「トイレの神様」で大ブレークしたシンガーソングライターの植村花菜さんが特別ゲストとして子供たちと一緒に歌うことになっています。
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主催: NPO 風の環コンサート
共催: ニューヨーク東北大学同窓会「萩友会」 (川原井 j1890695@gmail.com )
チケット問い合わせ: ラマンツ綾 (917)902-2212 japan.choral.harmony@gmail.com
コンサート問い合わせ: マイク・シロタ (201)264-5825 mikeshirota125@gmail.com
メディアスポンサー: ニューヨーク生活プレス 西村 nishimura@nyseikatsu.com